パパラギ立川店 ブログ

我慢の時が続いておりますが、皆さんお変わりないでしょうか?

そんな充電期間中に【水中生物チャレンジ】と題し水中生物の小ネタを
スタッフが日替わりでご紹介していきます。

水中生物チャレンジその1【アオリイカ】

性別の見極めは胴体の模様、オス:縞模様 メス:水玉模様
これで、この写真に写るイカの性別がわかりますね。

そして、イカといったら変幻自在、瞬時に身体の色を変えることが特徴的。
これは身体に無数の虹色素胞という色素が存在するからなんです。

、、、オス同士が近づくと瞬時に色を変えて守るべきメスの為に戦いが始まります。
この写真のような色になります。
夏の富戸でも見られますので観察してみてください。

水中生物チャレンジその2【ソラスズメダイ】

伊豆で通年見られる代表格、ソラスズメダイ。
伊豆ダイバーなら、見たことないなんて言わせません(笑)

そんなソラスズメダイ、話題にするのはアオリイカで出てきた「虹色素胞」。実はお持ちなんですって。
鮮やかな青色をしたスズメダイの仲間は、皮膚に虹色素胞があり、数や並ぶ間隔を変えることで体色を変えるそうです。

なので、時々青さが濃いものや黒っぽいものを見かけるんですね。
何で変化させるかまでは分かりませんが、警戒やストレスなど、気分が関わってくるようです。

虹色素胞について、アオリイカの話題から繋げてみました。
夏には浅場で群れており、鮮やかな青さを楽しませてくれます。
その時をぜひ楽しみに待ちましょう。

水中生物チャレンジその3【イバラカンザシ】

みなさんも見覚えがあるのではないでしょうか?
このカラフルな三角の生物を。

・漢字で書くと「茨簪」、日本髪の花かんざしが由来です。はたまた英名は”Christmas tree worm”、華やかな見た目がクリスマスツリーに例えられています。

・かんざし部分は「鰓冠(さいかん)」と呼ばれ、水中に漂うプランクトンを捕らえる役割と、呼吸をするエラの役割があります。

・本体は実はかんざしの下。しかも細長い虫のような、グロテスクな見た目!それもそのはず、イバラカンザシは、釣りの餌にもなるゴカイの仲間なんです。

・意外や意外、寿命が20〜40年と、長生きです。

・岩やサンゴに空けた穴は空き家になると、カンザシヤドカリやギンポ達のお家になります。

水中生物チャレンジその4【クラゲ】

優雅に水中を漂うクラゲを乗り物として利用してしまう生物がいるのです。
それは、フィロゾーマ幼生と呼ばれるイセエビの赤ちゃん。通称『クラゲライダー』

フィロゾーマ幼生は水中を浮遊するプランクトン生活をします。その時にクラゲに乗って移動をし、身を守るための隠れ家にもします。
そして、恐ろしいことにクラゲを食料として少しずつ食べてしまうのです。

恩を仇で返すタイプですね。(笑)
水中でクラゲを見かけたらクラゲライダーを探してみてくださいね。

、、、ちなみに、この写真のアカクラゲ。

かつて、上杉謙信が目潰しの道具としてアカクラゲを使っていたんですって。
「ぎゃぁー」ってなっちゃいますね。(汗)

戦国武将のマネはしないでくださいね(笑)

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次回の【水中生物チャレンジ】をお楽しみにー。